雨漏り調査には様々な方法・手法があります。
代表的なものとして、
- 散水調査
- 赤外線カメラ調査
- ガス検知調査
- 蛍光液（蛍光塗料）を利用した調査
などがありますが、雨漏り保証協会では、散水調査にこだわり、この調査こそが雨漏り解決の大前提になると考えています。
雨漏りの散水調査とは？
散水調査は、正確な表現としては散水による漏水再現調査です。散水調査は以下の手順で行われます。
雨水浸入位置（雨漏り原因）だと疑われる部分に、散水専用T型パイプノズルなどの専用器具を使って散水（放水）
雨漏りの際に実際に水が出てくる場所（雨水浸出位置）からの漏水を再現する
雨漏り原因の
場所を特定
散水調査では、その建物で実際に起きている雨漏りの状態とほぼ同様の漏水現象を再現できます。
「普段通りの雨漏り」を再現可能、と言い換えられます。ここまでして初めてその建物固有の雨漏りの原因を完全に特定することができます。
逆に言えば、散水調査以外の方法では、雨漏り原因を完全に特定したと言い切ることはできないのです。
赤外線カメラでの調査（サーモグラフィーカメラ）の場合
赤外線カメラ（サーモグラフィーカメラ）で分かるのは、撮影した範囲の表面温度と、温度差です。
撮影した画像から、周囲と比較して温度が低い部分を見つけ出し、「水の影響を受けている可能性が高い」と判断することが可能となります。この情報は雨漏りの原因を特定する重要な手がかりになります。
しかし、残念ながらその情報のみで雨漏りの原因は特定できません。赤外線カメラ調査でわかるのは、水の影響を受けている可能性だけだからです。
ガス検知検査の場合
ガス検知調査は、室内からガスを放出し、そのガスが隙間などを通って室外に漏出する場所を検知することで、雨水浸入位置を探っていく調査方法です。
ガスの通ったルートが、雨水の浸入口である可能性が高いと判断できます。
ただし、そのガスが通ったルートが、実際の雨漏りの浸水経路であるとは断定できません。
あくまでも、ガスがそのルートを通って外部に漏出した、という事実があるだけだからです。
雨漏りの原因を完全に特定するには
散水調査が最適
サーモグラフィーカメラやガス検知器などの、素晴らしい最新技術や最新機器を使ったとしても、雨漏りの原因は完全に特定できません。
重要なのは
雨漏り原因（雨水浸入位置や浸水経路）を完全に特定すること
実際の雨漏りと同じ雨漏り（漏水状態）を再現すること
「水をかけて雨漏りを再現する」という、たいへん手間がかかり、実に原始的な手法ではありますが、散水調査だけが確実に雨漏りの原因が特定できる調査方法であると言えます。
サーモグラフィーカメラや水分計などの最新機器は、あくまでも調査の補助的な道具として併用することで、有効に活用できます。
雨漏りの散水調査と止水確認検査
雨漏り保証協会が散水調査にこだわる理由は、もう一つ大きな理由があります。それは、雨漏りの修理をしたあと止水確認検査が可能になることです。
止水確認検査とは？
雨漏りの修理や工事をする前に、事前の散水調査で雨水の浸入位置を明確に特定しておくと、雨漏りの修理や工事が終わったあとに止水確認検査をすることができます。
散水調査を行っていれば、止水確認検査は簡単。工事後に雨水浸入位置へ水をかけるだけです。これにより、雨漏りが本当に解決したかどうかを、明確に確実に証明できるようになります。
この 止水確認検査 を実施するからこそ、雨漏り保証協会は、業界では異例の「完全保証制度」を確立できるのです。
さらに
「散水調査」と「止水確認調査」をセットで実施することで、はじめて
お客様自身が全てを確認することが可能となります！
一般的には、「雨漏りを直しました」という業者側の何の根拠もない報告を、ただ受け入れざるを得ませんが、「散水調査」と「止水確認検査」をセットで実施することで、お客様自身が全てを確認することが可能となります。
大切な
ポイント
おさらい
- 散水調査だからこそ、雨水浸入位置を正確かつ完全に特定できる。
- 雨漏り修理後、散水調査で特定した雨水浸入位置に、あらためて散水することで止水確認検査ができる。
- 止水確認検査によって、雨漏りが解決したことを雨漏り修理業者とお客様が双方共に確認できる。
- 雨漏りが解決したことを確認できるからこそ、工事完了後に自信を持って保証書を提出することができる。
雨漏り調査に費用がかかるのはもったいない？
「調査はいいから、すぐに修理や工事をしてほしい」
そう思われるお客様の気持ちもわかります。ですが、散水調査をしなければ、明確な雨漏り原因を特定することはできません。そして、雨漏りの原因がわからなければ、雨漏り修理の方法もわからないのです。
それは、人間の病気と同じです。
人間の病気は、まずはお医者さんが診察をします。その後、レントゲンやCTスキャンなどの検査をして、病気の原因や患部を特定します。そうして患者さんの同意を得て、手術という段階を踏みます。よほどの緊急性がなければ、この手順は変わりません。
雨漏り調査をしないで、いきなり雨漏り修理の工事をすることは、病気の診察もせず、詳しい検査もせず、いきなり体にメスを入れるようなものです。そんな手術をすれば、かえって命の危険をもたらす可能性があります。
幸い、雨漏りは「もうすぐにでも建物が崩れる」というほどの緊急性をもたらしません。調査をするに越したことはないのです。
散水調査を行うのは、明確な雨漏り原因を特定するためです。そうして、正しい雨漏り修理の方法を見つけ出すためです。ご理解のほど、お願い申し上げます。
代表理事が雨漏りの完全保証にかける思い
インターネットで検索すると、様々な雨漏り修理のサイトがあります。
登録した雨漏り修理業者を紹介する「だけ」のマッチングサイト。雨漏り診断や雨漏り調査を無料提供することで、別の外壁塗装や防水工事などの大型受注を狙うリフォーム会社。雨漏りに関する経験や知識、技術のない雨漏り修理業者もいます。
残念ながら、大手ゼネコンやマンション大規模修繕工事会社の多くも、雨漏りの経験や知識、技術がほとんどないのが現実です。
自分の仕事に自信と責任をもち、雨漏り修理の「完全保証工事」を提供する会社はほとんどありません。
雨漏り保証協会は、業界で唯一、第三者機関による「完全保証工事」を実現しています。
『プロであるならば結果を出すのは当然であり、なおかつ本物のプロなら結果に対して責任を負わねばならない』という信念を持っています。
私（代表理事：唐鎌）は、雨漏りに携わるようになってから既に20年以上が経ちました。この20年の間、どんな業者に依頼しても雨漏りが止まらず困っているお客様や、多額の費用をかけて雨漏り修理をしたにもかかわらず、結果的に雨漏りが止まらずに泣き寝入りしているお客様を沢山みてきました。
雨漏りの工事をして、かえって悪化させたケースも少なくありません。
私は、これまで「どうやっても止まらない」雨漏りを数多く止めてきました。ずっと悩み苦しんできたお客様が笑顔になる瞬間を何度も見てきました。
でも、たいへん残念なことですが、お客様がそれまでに既に支払ってしまったお金が戻ってくることはけっしてありません。
だからこそ、雨漏り保証協会では、「確実に雨漏りを止めること」「工事に対して責任をもって保証すること」、この２つをあらかじめお客様にお約束しています。
代表理事による「完全保証」を明確に打ち出すことで、１人でも多くの方をお救いできると確信しています。
